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​<ケミカル>
​化学物質・農薬・除草剤グループ

​グリホサート系除草剤やネオニコチノイド系農薬など危険な化学物質について

ネオニコチノイド系農薬やグリホサート系除草剤の危険性について学び、最初の問題意識として子どもたちの健康に関わる教育施設での使用調査を検討しました。その中で農水省・環境省の局長連名通知(2013年)=​太文字クリックで別ページ= があることを知りました。いくつかの自治体に聞き取りしたところ、除草剤などの選択や管理は学校任せ(多くは公務補任せ)であることも分かりました。

以上を踏まえ、実態調査や自治体、流通事業者への要請などを行う予定です。

除草剤、農薬および環境ホルモンについての科学的な知見は、当会主催の講演会で講師を務めていただいた木村-黒田純子さんが副代表を務める「環境脳神経情報センター」のHPが参考になるでしょう。

​過去の取り組み

講師プロフィール

天笠啓祐(あまがさけいすけ)

1970年早稲田大学理工学部卒、『技術と人間」誌編集者を経て、現在ジャーナリスト。市民バイオテクノロジー情報室代表、伝子組み換え食品いらない!キャンペーン代表、日本消費者連盟顧問。

主な著書「くすりとつきあう常識・非常識」(日本評論社)、「ゲノム操作・遺伝子組み換え食品入門』(緑風出版)、「遺伝子組み換えとクローン技術100の疑問」(東洋経済新報社)、『脱原発一間一答』「ゲノム操作と人権』(解放出版社)、「原発はなぜ恐いか』(高文

研)、「子どもに食べさせたくない食品添加物」(芽ばえ社)、「農業の不都合な真実』(日本消費者連盟)ほか多数

2025/7/19<終了>
「農薬とゲノム編集食品の
不都合な真実」
天笠啓佑 講演会

 化学合成農薬の起源は、第1次世界大戦の毒ガスでした。「薬」の文字が使われますが、殺虫剤、除草剤、殺菌剤など農薬の本質は生物を殺す機能です。戦後、日本は食料増産のため有機リン系殺虫剤が大量に使われ、農家の重労働の軽減と増産をもたらしました。一方で、農家の人々の健康を害し、環境を汚染、農薬耐性の害虫や菌が発生しています。

 現在、最も使われているのはネオニコチノイド系殺虫剤とラウンドアップの主成分であるグリホサート。どちらも低毒性として売り出されたものの、現在は強い発がん性をはじめさまざまな毒性が判明しています。

 2023 年の市民団体の調査では、成人23 人の毛髪検査で12 人からグリホサートが検出され、学校給食を食べている50 人の子どもの尿検査で全員からネオニコチノイド系農薬が検出されました。早急に体内汚染対策を実施すべきです。

 憂うべきことに、新しい農薬としてPFAS を含む有機フッ素系農薬、生物が持つアポドーシス遺伝子(突然死を誘発する)を抑制する遺伝子を壊すことで、殺虫剤として機能させるRNA農薬の開発が加速しているそうです。

 ゲノム編集食品は、日本では表示義務がなく流通していますが、シシリアンルージュ種トマトやリージョナルフィッシュ社のマダイ、トラフグ、ヒラメは食味が悪く、市場の評判は悪いそう。しかし、続々と開発が進むゲノム編集食品を止めるためには、表示制度が必要です。

 天笠さんは「自然と共生し、戦争のない平和な時代、差別のない社会、そして健康を未来につないでいくことがとても大事です」と講演を結びました。

 会員の皆さんと学び、健康な未来を目指す活動をさらに進めていきたいと思いました。
​<食といのち通信第16号より抜粋>

たねまきの日9月チラシ.jpg
2023/5/27<終了>
子どもの健康は守られているか
木村-黒田純子氏
西尾正道氏  講演会

当会代表曰く「日本のレイチェル・カーソン*」(*「沈黙の春」著者)…木村-黒田純子氏(環境脳神経科学情報センター副代表)による講演「子どもを脅かす化学物質」​。
北海道がんセンター名誉院長 西尾正道氏による講演「がんの専門医が語る子どもの病気と生活環境」。
2本立講演で農薬・除草剤をはじめとする化学物質が環境と人体に与える負荷、特に子どもに与える影響について多くの資料とともに学びました。
 

この講演会のDVDを販売いたします。(会員限定)​

講演会「子どもの健康は守られているか」は、講演のほか久田徳二会長を交えたミニトークも開催されました。動画と講演資料を収録したDVDを制作しました。送料込み1,000で販売します。興味深い内容ですので、ぜひご視聴ください。
こちら「その他のお問いわせ」フォームからお申し込みください。

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